令和7年6月に、広島県精神保健福祉協会より、会長表彰という栄えあ
る賞を賜りました。
これまで精神保健の現場に身を置く一人として、数多くの患者さん
と出会ってきました。そのひとつひとつの出会いが、深い問いを含ん
だ学びの機会であり、人間とは何か、病気とは何か、苦しみと回復と
はどういうことかを日々教えられてきました。
言葉にならない苦悩を抱えながらも、時に沈黙のうちに、時に小さ
な笑顔とともに、つたない治療者を信じてくださった患者さんの存在
は、私の臨床の原点であり、支援という営みの重みを改めて感じさ
せてくれるものでした。
今回の表彰は、そうした方々との出会いによって育てていただいた
、その証であると受け止めております。
また、日々支えてくださる同僚や多職種の方々、地域の皆さまのご
尽力なくしては、今日の私はありえません。この場を借りて、深く感
謝申し上げます。
特に当日表彰状を御下賜いただきました会長の山脇成人名誉教
授には、国立呉病院で、当時駆け出しの何も知らない私に人間味あ
ふれる臨床の基礎をご指導いただきました。どうもありがとうござい
ました。
これからも、ひとりひとりのBiographieに耳を傾け、共に在る支援の
あり方を模索し続けたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻を賜りま
すよう、お願い申し上げます。